コスト・トラッキング・タグの使用

コスト・トラッキング・タグの使用方法について学習します。

コスト・トラッキング・タグは、予算を設定する場合にのみ関係します。

  • コスト・トラッキング・タグは定義済のタグでのみ使用できます。
  • フリーフォーム・タグは、コスト・トラッキング・タグとして指定できません。
  • コスト分析またはコストおよび使用状況レポートで公開するために、タグをコスト・トラッキングとして指定する必要はありません。

必須IAMポリシー

コスト・トラッキングは、定義されたタグの機能です。ユーザーがコスト・トラッキングを操作することを許可するには、タグ・ネームスペースおよびタグを操作するのと同じIAMポリシーを使用します。

詳細は、定義済タグの作業に必要な権限を参照してください。

ポリシーを初めて使用する場合は、ポリシーの開始共通ポリシーを参照してください。グループまたは他のIAMコンポーネントのポリシーの書込みの詳細は、アイデンティティ・ドメインのないIAMの詳細を参照してください。

コスト・トラッキング・タグの作業

コスト・トラッキング・タグの使用方法について学習します。

Finance.CostCenterという定義済タグ・キー定義があるとします。このタグ・キーをコスト・トラッキングに対して有効にします。値が「W1」(Finance.CostCenter="W1")のタグを一部のリソースに適用し、値が「C2」(Finance.CostCenter="C2")のタグを他のリソースに適用します。これらのタグによって次のシナリオが実現します:

  • 「Finance.CostCenter=W1」というタグが付いたリソースに対して1つの予算を作成し、「Finance.CostCenter=C2」というタグが付いたリソースに別の予算を作成します。支出が特定の金額を超えている、または特定のしきい値を超えていると予測される場合、通知するアラートを設定できます。

コスト・トラッキング・タグの制限

コスト・タック・タグの制限について説明します。

  • テナンシでのコスト・トラッキングで一度に有効にできるタグ・キー定義は、最大10個です。たとえば、プロジェクト・タグ・キーをコスト・トラッキング・タグとして有効にし、75の異なる部門を使用できますが、タグは1つだけしか使用されません。

コンソールの使用

タグ・キー定義を作成するときにコスト・トラッキングを有効にすることも、既存のタグ・キー定義を更新してコスト・トラッキングを有効にすることもできます。タグ・キー定義の作成と更新の詳細は、タグ・キー定義の作成およびタグ・キー定義の更新を参照してください。