オブジェクト・ストレージ・ネームスペース

オブジェクト・ストレージ・タスクを実行するためにネームスペースにアクセスして使用する方法について学習します。

オブジェクト・ストレージ・ネームスペースは、すべてのバケットおよびオブジェクトの最上位のコンテナとして機能します。アカウント作成時に、各Oracle Cloud Infrastructureテナントには、システムによって生成された変更不可能な一意のオブジェクト・ストレージ・ネームスペース名が1つ割り当てられます。ネームスペースは、リージョン内のすべてのコンパートメントにまたがります。バケット名はユーザーが制御しますが、それらのバケット名は1つのネームスペース内で一意である必要があります。ネームスペースはリージョン固有ですが、ネームスペース名自体はすべてのリージョンで同じです。

重要

ネームスペース名のカスタマイズまたは変更、あるいはネームスペース名の変更のリクエストはできません。
ヒント

一部の古いテナンシの場合、ネームスペース名文字列は、マシンで生成されるのではなく、テナンシ名に基づくことがあります。テナンシ名に基づいてネームスペースが作成された場合、ネームスペースに使用される文字はすべて小文字になります(テナンシ名に大文字が存在するかどうかは関係ありません)。APICLIまたはSDKs and the CLIを使用する場合は、ネームスペース名文字列に大文字を使用しないでください。

テナンシにaxaxnpcrorw5というネームスペース名が割り当てられている場合、それがすべてのリージョンでのネームスペース名です。MyBucketという名前のバケットを米国西部(フェニックス)に作成できます。MyBucketというバケットをもう1つ米国西部(フェニックスに作成できません。ただし、ドイツ中央部(フランクフルト)にはMyBucketという名前のバケットを作成できます。ネームスペース名はテナントに対して一意であるため、他の顧客はMyBucketという名前のバケットを自分のネームスペースに作成できます。

ネームスペース内では、バケットとオブジェクトはフラットな階層に存在しますが、ディレクトリ構造をシミュレートして大規模なオブジェクトのセットのナビゲートに役立てることができます。詳細は、接頭辞および階層を使用したオブジェクト・ネーミングを参照してください。

ネームスペース・メタデータは、Amazon S3 Compatibility APIおよびSwift APIのデフォルトのコンパートメント割当てを格納します。詳細は、Amazon S3 Compatibility APIおよびSwift APIの各コンパートメントを参照してください。

  • オブジェクト・ストレージ・ネームスペース文字列を表示するには、次を実行します:

    「プロファイル」メニューを開き、「テナンシ: <your_tenancy_name>」をクリックしますネームスペース文字列は、「オブジェクト・ストレージ設定」の下にリストされます。

    ノート

    オブジェクト・ストレージ・ネームスペース文字列が「オブジェクト・ストレージ設定」の下に表示されている間は、ネームスペース文字列を編集できません。ネームスペース文字列は、情報提供のためだけにここに表示されます。

  • 次のコマンドを実行して、オブジェクト・ストレージ・ネームスペースを取得します:

    oci os ns get [OPTIONS]

    オブジェクト・ストレージ・ネームスペースが返されます:

    
    {
        "data": "MyNamespace"
    }		
    ヒント

    オブジェクト・ストレージ・ネームスペース文字列を指定する必要のあるCLIコマンドには、-ns--namespaceまたは--namespace-nameを使用できます。

    CLIの使用の詳細は、コマンド・ライン・インタフェース(CLI)を参照してください。CLIコマンドで使用できるフラグおよびオプションの完全なリストは、コマンドライン・リファレンスを参照してください。

  • APIの使用およびリクエストの署名の詳細は、REST APIのドキュメントおよびセキュリティ資格証明を参照してください。SDKの詳細は、SDKおよびCLIを参照してください。

    GetNamespace操作を使用して、オブジェクト・ストレージ・ネームスペースを取得します。OBJECTSTORAGE_NAMESPACE_READ権限があり、オプションのcompartmentIdパラメータでコンパートメントまたはテナンシOCIDを指定する場合は、異なるテナンシのオブジェクト・ストレージ・ネームスペースのネームスペースを取得することもできます。