インポート・ジョブの作成

リソース・マネージャでインポート・ジョブを作成し、Terraformですでに管理されている既存のリソースの状態ファイルをインポートします。インポート・ジョブは、指定されたTerraform状態ファイルをスタックの現在の状態として設定します。

たとえば、インポート・ジョブを使用して、ローカルTerraform環境をリソース・マネージャに移行します。

    1. ナビゲーション・メニューを開き、「開発者サービス」をクリックします。「リソース・マネージャ」で、「スタック」をクリックします。
    2. 「スタック」ページで、目的のスタックを含むコンパートメントを選択します。
    3. 目的のスタックの名前をクリックします。
    4. 「スタックの詳細」ページで、「他のアクション」に移動して「状態のインポート」を選択します。
    5. (オプション)「インポート」パネルで、ジョブのデフォルト名を編集します。機密情報の入力は避けてください。
    6. 「アップロードするTerraform状態ファイルの選択」に、スタックにインポートするTerraform状態ファイルを追加します。
      ファイルをコントロールにドラッグするか、「参照」をクリックしてファイルの場所にナビゲートします。
    7. Terraformプロバイダの構成済ソースから使用可能な最新バージョンを取得するには、「拡張オプションの表示」をクリックし、「プロバイダ・バージョンのアップグレード」を選択します。
      スタックはTerraform 0.14以上である必要があり、スタックが古い場合は、Terraformレジストリを使用にアップグレードする必要があります。このステップは、Terraform構成のプロバイダ・バージョンが、スタックで最後にジョブが実行されてから変更された場合に必要です。依存関係ロックファイルは、新規および更新されたスタックに対して自動的に管理されます。プロバイダは、Terraform構成のバージョン制約内で更新されます。
    8. (オプション)「拡張オプションの表示」をクリックし、ジョブにタグを割り当てます。
      • タグ・ネームスペース: 定義済タグを追加するには、既存のネームスペースを選択します。フリー・タグを追加するには、値を空白のままにします。
      • タグ・キー: 定義済タグを追加するには、既存のタグ・キーを選択します。フリーフォーム・タグを追加するには、必要なキー名を入力します。
      • タグ値: 必要なタグ値を入力します。
      • タグの追加: クリックして別のタグを追加します。
    9. 「インポート」をクリックします。

    インポート・ジョブが作成されます。新しいジョブが「ジョブ」の下にリストされます。

  • oci resource-manager job create-import-tf-state-jobコマンドおよび必須パラメータを使用して、インポート・ジョブを実行します。

    oci resource-manager job create-import-tf-state-job --stack-id <stack_OCID> --tf-state-file <job_details>

    CLIコマンドのパラメータおよび値の完全なリストは、リソース・マネージャのコマンドライン・リファレンスを参照してください。

  • CreateJob操作を使用して、インポート・ジョブを作成します。

    リクエストのoperation部分の例は、CreateImportTfStateJobOperationDetailsを参照してください。

新機能

インポート・ジョブの実行後、ジョブの詳細を取得してステータスを確認します。オプションで、Terraform状態ファイルを表示し、ログを表示できます。

ジョブの詳細を取得して、ジョブ・ステータス(ライフサイクル状態)をモニターします。成功(SUCCEEDED)は、ジョブが完了したことを示します。ジョブの複雑度によっては、操作に少し時間がかかる場合があります。ジョブの実行中または終了後に、ジョブ・ログの内容を取得できます。

Terraformの状態ファイル(ジョブの実行後のリソースの状態を示します)を表示するには、ジョブの名前をクリックして「リソース」ページを表示し、「リソース」の下の「状態の表示」をクリックしますオプションで、「このバージョンの変更の表示」を選択します。

ジョブのログを表示するには、ジョブの名前をクリックして「ジョブ詳細」ページを開き、「リソース」の下の「ログ」をクリックします。