オブジェクト・ストレージ・オブジェクトのバケットへのアップロード

オブジェクトをオブジェクト・ストレージのバケットまたはフォルダにアップロードします。

64 MiBより大きいオブジェクトをアップロードするには、コンソールでマルチパート・アップロードを使用します。マルチパート・アップロードを実行するには、OBJECT_CREATEおよびOBJECT_OVERWRITE権限が必要です。詳細は、オブジェクト・ストレージ・マルチパート・アップロードおよびオブジェクト・ストレージ、アーカイブ・ストレージおよびデータ転送の詳細を参照してください。

    1. ナビゲーション・メニューを開き、「ストレージ」をクリックします。「オブジェクト・ストレージおよびアーカイブ・ストレージ」で、「バケット」をクリックします。
    2. 「リスト範囲」の下のリストからコンパートメントを選択します。そのコンパートメント内のすべてのバケットが表形式でリストされます。
    3. オブジェクトをアップロードするバケットをクリックします。バケットの「詳細」ページが表示されます。
    4. 「リソース」の下の「オブジェクト」をクリックします。「オブジェクト」リストが表示されます。すべてのフォルダおよびオブジェクトが表形式でリストされます。
    5. 「アップロード」をクリックします。「オブジェクト」リストのフォルダまたはサブフォルダにオブジェクトをアップロードするには、そのフォルダを開き、「アップロード」をクリックします。「オブジェクトのアップロード」ダイアログ・ボックスが表示されます。
    6. 次の操作を実行します。
      • オブジェクト名の接頭辞: (オプション)指定した場合、この接頭辞はアップロードする各ファイルの先頭に付加されます。

        • 階層をシミュレートしてフォルダまたはサブフォルダを作成するためのフォワード・スラッシュ("/")デリミタ付きの接頭辞文字列

        • 許可された一括操作の実行時に照合するためのデリミタなしの接頭辞文字列

        詳細は、接頭辞および階層を使用したオブジェクト・ネーミングを参照してください。

      • ストレージ層: アップロードされるオブジェクトが属するストレージ層のタイプを指定します:

        • Standard層

        • 頻度の低いアクセス

        • アーカイブ

        ストレージ層タイプの説明は、オブジェクト・ストレージ層を参照してください。

        ノート

        標準ストレージ層バケットには、異なるストレージ層が割り当てられたオブジェクトを混在させることができます。オブジェクトがアーカイブまたはリストアされた場合や、層の割当てが変更された場合でも、オブジェクトは標準バケットに残ります。

    7. 次のいずれかの方法を使用して、「コンピュータからファイルを選択」ボックスにアップロードするオブジェクトを選択します。
      • コンピュータからボックスに1つ以上のファイルをドラッグします。

      • 「ファイルの選択」リンクをクリックすると、アップロードするファイルに移動できるファイル選択ダイアログ・ボックスが表示されます。

      アップロード対象として選択したファイルがリストに表示されます。選択したファイルをアップロードから削除するには、ファイル名の横にある「X」をクリックします。

      コンソールでは、アップロード用に選択したファイルが同じ名前ですでにバケットまたはフォルダに格納されている場合、上書きを警告するメッセージが表示されます。

    8. (オプション)「オプションのレスポンス・ヘッダーとメタデータを表示」をクリックして、「オブジェクトの詳細」ダイアログ・ボックスに表示するオプションのレスポンス・ヘッダーとメタデータの値を指定します。
      1. 追加する属性のタイプを選択します。

        • レスポンス・ヘッダーを追加するには、「名前」リストで値を選択し、「値」ボックスに値を入力します。

        • メタデータを追加するには、「名前」ボックスに値を入力し、「値」ボックスに値を入力します。

      2. 別の属性を追加するには、「+ヘッダーまたはメタデータをさらに追加」をクリックします。属性を削除するには、属性の横の「X」をクリックします。

    9. 「アップロード」をクリックします。選択したオブジェクトがアップロードされ、バケットまたはフォルダ内のオブジェクト・リストに表示されます。
  • オブジェクトをバケットにアップロードするには、oci os object putコマンドと必要なパラメータを使用します:

    oci os object put --bucket-name bucket_name --file file_location [OPTIONS]

    file_locationは、C:\workspace\Uploads\MyFile.txt/home/user/Documents/Uploads/MyFile.txtなど、アップロード対象のオブジェクトのソース・ディレクトリ・パスです。アップロードされたオブジェクトの名前には、パス情報(たとえば、C:\workspace\Uploads\)は含まれず、実際のファイル名(MyFile.txt)のみが含まれます。

    オブジェクトは、単一のパートまたは複数のパートとしてアップロードできます。単一のパートとしてアップロードするには、--no-multipartオプションを使用します。マルチパート・アップロードの詳細は、オブジェクト・ストレージ・マルチパート・アップロードを参照してください。

    オブジェクトのアップロード時に追加できる属性の詳細は、オプションのレスポンス・ヘッダーとメタデータを参照してください。

    カスタム・メタデータのキーと値のペアを追加するには、--metadataオプションを使用します。

    oci os object put --bucket-name bucket_name --file file_location --name object_name  --metadata json_formatted_key-value_pairs
    ここで、JSON-formatted_key-value_pairは、有効なフォーマット済JSONとしてのキーと値のペアの入力です。JSONフォーマットの詳細は、複合入力の受渡しおよび複合入力のためのJSONファイルの使用を参照してください。

    例:

    oci os object put --bucket-name MyBucket --file C:\workspace\MyFile.txt --metadata '{"Department": "Finance"}'
    {
      "etag": "3504606b-8412-4b5d-924a-aeaeacf1df1e",
      "last-modified": "Wed, 20 Nov 2019 04:37:29 GMT",
      "opc-content-md5": "1B2M2Y8AsgTpgAmY7PhCfg=="
    }

    アップロードしたオブジェクトのストレージ層の指定

    storage-tierパラメータを含めて、アップロードするオブジェクトにストレージ層を割り当てます。

    oci os object put --bucket-name bucket_name --file file_location --storage-tier [Archive | InfrequentAccess | Standard] [OPTIONS]

    たとえば、Standard層構成バケットにアップロードしていて、オブジェクトをInfrequentAccessストレージ層に割り当てる場合、コマンドに--storage-tier InfrequentAccessを含めます:

    oci os object put --bucket-name MyStandardBucket --file C:\workspace\Uploads\MyDocument.txt --storage-tier InfrequentAccess
    {
    	"etag": "6b292c1a-b01b-4f36-97c8-4567fb43d071",
    	"last-modified": "Sat, 12 Dec 2020 12:58:01 GMT",
    	"opc-content-md5": "9P61OSaYe4fXxaeK8siuDw=="
    }
    ストレージ階層の仕組みの詳細は、オブジェクト・ストレージの階層を参照してください。

    コマンドでストレージ層を指定しない場合、オブジェクトは自動的に割り当てられ、バケットのデフォルト・ストレージ層(StandardまたはArchive)にアップロードされます。

    アップロードされたオブジェクトの名前付け

    nameパラメータを含めて、そのパスを除くアップロード・オブジェクトに名前を付けます。オブジェクトがSTDINから読み取られる場合、このパラメータは必須です。例:

    oci os object put --bucket-name MyBucket --file C:\workspace\Uploads\MyFile.txt --name AboutMyCompany
    {
    	"etag": "cadb9f8a-3292-45e6-a1e8-f075699fb619",
    	"last-modified": "Fri, 11 Dec 2020 14:04:19 GMT",
    	"opc-content-md5": "9P61OSaYe4fXxaeK8siuDw=="
    }

    nameパラメータを含めない場合、ファイル名がアップロードされたオブジェクトの名前として使用されます(STDINから読み取られていない場合)。

    CLIコマンドのパラメータおよび値の完全なリストは、CLIコマンド・リファレンスを参照してください。

  • PutObject操作を実行して、オブジェクトをバケットにアップロードします。

    オブジェクト・ストレージは、APIで使用するURLを作成する際に、オブジェクト・ストレージ・ネームスペース文字列とバケット名をオブジェクト名の先頭に付加します:

    /n/object_storage_namespace/b/bucket/o/object_name

    オブジェクト名は、/o/の後のすべてになります。これには、階層レベルおよび接頭辞文字列を含めることができます。