パス分析テストの作成

ネットワーク構成を分析して、ソースと宛先間のパスの動作または障害を判別するテストを作成します。

    1. コンソールで、目的のリージョンおよびコンパートメントを表示していることを確認します。
    2. ナビゲーション・メニューを開き、「ネットワーキング」「ネットワーク・コマンド・センター」グループにある「ネットワーク・パス・アナライザ」の順にクリックします。
    3. 「ネットワーク・パス分析の作成」をクリックします。
    4. 次のパラメータおよび属性を分析に割り当てます:
      1. 名前: ネットワーク・パス分析のわかりやすい名前。一意である必要はなく、後でコンソールで変更することはできません。機密情報の入力は避けてください。名前を選択しない場合、自動的に生成されます。
      2. コンパートメントに作成: デフォルトは、現在表示されているコンパートメントです。
      3. プロトコル: TCP、UDP、ICMP、SSHまたはその他の多くのプロトコル・タイプを選択できます。ソース・ポートと宛先ポートを指定することもできます。
      4. ソース: テストするパスを開始するリソースを選択します。

        ソースのIPアドレスを指定することも、ソースとして使用するOCIリソースを検索することもできます。サポートされているOCIリソース・タイプには、サブネットIPアドレス、VLAN IPアドレス、コンピュート・インスタンス上のVNIC、VNIC、LBまたはNLBがあります。タイプを選択したら、そのタイプのリソースのリストから特定のリソースを選択します。

        サブネットIPアドレスをオプションとして選択する場合、指定されたIPアドレスはサブネットCIDRのいずれかに属している必要があります。IP自体がアクティブである必要はありません。

        このIPアドレスはオンプレミスのエンドポイントです: 「ソースIPv4アドレス」フィールドにオンプレミスのIPアドレスを入力した場合は、このオプションを選択します。

      5. 宛先: テストするパスを終了するリソースを選択します。

        宛先のIPアドレスを指定することも、宛先として使用するOCIリソースを検索することもできます。サポートされているOCIリソース・タイプには、サブネットIPアドレス、VLAN IPアドレス、コンピュート・インスタンス上のVNIC、VNIC、LBまたはNLBがあります。タイプを選択したら、そのタイプのリソースのリストから特定のリソースを選択します。OCI LBまたはNLBを宛先として指定する場合、分析に使用するリスナーを指定する必要があります。

        このIPアドレスはオンプレミスのエンドポイントです: 「ソースIPv4アドレス」フィールドにオンプレミスのIPアドレスを入力した場合は、このオプションを選択します。

        ノート

        IPアドレスを使用してパス分析のソースまたは宛先を選択する場合、ネットワーク構成が原因で次のシナリオが発生し、NPA分析を妨げたり、意図しないソースまたは宛先に基づいてNPA分析を行ったりする不明確さが生じる可能性があります:
        1. CIDRが重複するVCN: この状況で、CIDRの重複部分に属するIPアドレスを指定した場合、NPAはIPアドレスが属するVCNおよびVCNサブネットを決定できません。NPAはパス分析を実行しません。この問題を解決するには、リソースの検索オプションを使用して、ソースまたは宛先を選択するためにそのタイプを指定し、そのタイプの使用可能なリソースから選択します。
        2. CIDRが重複するVCNおよびオンプレミス・ネットワーク この場合、1つ以上のVCNに、オンプレミス・ネットワークと重複するCIDRがあります。重複したCIDRでIPアドレスを選択すると、NPAはエンドポイントをOCI VCN CIDRからのものとみなします。目的のエンドポイントがオンプレミス・ネットワークに対するものである場合、オンプレミスIPアドレスをソースまたは宛先として入力するときに、「このIPアドレスはオンプレミス・エンドポイントです」オプションを選択してサービスに通知する必要があります。
      6. テスト方向: フォワード・パスとリバース・パスの両方をテストする場合は「双方向」を選択し、フォワード・パスのみをテストする場合は「一方向」を選択します。これらの選択は相互に排他的です。
    5. (オプション)タグ: オプションで、作成するテストにタグを適用できます。これを行うには、「タグ付けオプションの表示」をクリックします。
      リソースを作成する権限がある場合、そのリソースにフリーフォーム・タグを適用する権限もあります。定義済のタグを適用するには、タグ・ネームスペースを使用する権限が必要です。タグ付けの詳細は、リソース・タグを参照してください。タグを適用するかどうかがわからない場合は、このオプションをスキップするか、管理者に連絡してください。タグは後から適用できます。
    6. 「分析の実行」をクリックします。

      構成したテストが実行されます。これは、(必要なホップの合計数に応じて)完了までに1分以上かかる場合があります。実行中のテストの詳細は、「パス分析テストの実行」を参照してください。実行するすべてのテストを保存する必要はないため、まだテストを保存しません。

    7. (オプション)テストを実行した後、「分析の保存」をクリックして新しい分析パラメータを保存します。
    8. (オプション)「取消」をクリックして、テストを保存せずにパス分析ワークフローを終了します。
  • パス・アナライザ・テストを作成するには、path-analyzer-test createコマンドと必要なパラメータを使用します:

    oci vn-monitoring path-analyzer-test create --compartment-id compartment_OCID --destination-endpoint file://destination-endpoint.json --protocol protocol --source-endpoint file://source-endpoint.json ... [OPTIONS]

    CLIコマンドのフラグおよび変数オプションの完全なリストは、CLIコマンド・リファレンスを参照してください。

  • CreatePathAnalyzerTest操作を実行して、パス・アナライザ・テストを作成します。