マーケットプレイスの概要

Oracle Cloud Infrastructure (OCI) Marketplaceは、Oracleおよびその信頼できるパートナのイメージ、スタック、コンテナ・イメージおよびヘルム・チャート・リスト・ソリューションを提供するオンライン・ストアです。

OCI Marketplaceカタログでは、Oracleおよび信頼できるパートナから、イメージ、スタック、コンテナ・イメージおよびヘルム・チャートの4つのタイプのソリューションのリストを検索できます。イメージ、スタック、コンテナ・イメージおよびヘルム・チャートのリスト・タイプには、様々なカテゴリのアプリケーションが含まれます。また、リストによっては無料で、支払が必要なものもあります。

イメージは、インスタンスで実行するオペレーティング・システムおよびソフトウェアを決定する仮想ハード・ドライブのテンプレートです。Oracle Cloud Infrastructure Computeインスタンスにイメージ・リストをデプロイできます。マーケットプレイスではスタック・リストも提供されます。スタックは、グループとして操作できるOracle Cloud Infrastructureリソースのグループの定義を表します。各スタックには、1つ以上の宣言的な構成ファイルからなる構成があります。イメージまたはスタックを使用すると、Publisherのソフトウェアをより効率的かつカスタマイズされた方法で開始できます。

コンテナ・イメージは読取り専用テンプレートで、Dockerコンテナを作成する手順が示されています。コンテナ・イメージには、Dockerでコンテナとして実行するアプリケーションおよび依存関係が含まれます。Helmチャートは、アプリケーションをkubernetesクラスタにデプロイするために必要なすべてのリソースを含むパッケージです。これには、アプリケーションの目的の状態を定義するデプロイメント、サービスおよび構成マップ用のYAML構成ファイルが含まれます。詳細は、コンテナ・レジストリの概念を参照してください。

Oracle Cloud Infrastructure Marketplaceは、オンライン・ストアであることに加え、Oracle Cloud Infrastructureコミュニティのメンバーが他のコミュニティ・メンバーとカスタム・イメージを共有する方法を提供します。Oracle Cloud Infrastructure Computeにインポートしたカスタム・イメージを取得し、コミュニティ・アプリケーションとして使用できるようにすることができます。アプリケーションは、インスタンスの作成プロセス中にユーザーが選択できる他のイメージとともに表示されます。

リソース識別子

ほとんどのタイプのOracle Cloud Infrastructureリソースには、Oracle Cloud ID (OCID)と呼ばれるOracleによって割り当てられた一意の識別子があります。OCIDのフォーマットおよびリソースを識別するその他の方法の詳細は、リソース識別子を参照してください。

マーケットプレイス・イメージ、スタック、コンテナ・イメージおよびヘルム・チャートから作成されたリソースにはそれらを識別するOCIDがありますが、リスト自体にはリスト内の各パッケージ・バージョンのリストIDとパッケージ・バージョンIDがあります。リストIDは数値です。パッケージのバージョンIDは文字列値です。リストIDおよびパッケージ・バージョンIDはマーケットプレイスに固有であり、OCIDsとは無関係です。

Oracle Cloud Infrastructureへのアクセス方法

Oracle Cloud Infrastructure (OCI)にアクセスするには、コンソール(ブラウザベースのインタフェース)、REST APIまたはOCI CLIを使用します。 コンソール、APIおよびCLIの使用手順は、このドキュメント全体のトピックに含まれています。使用可能なSDKのリストは、ソフトウェア開発キットとコマンドライン・インタフェースを参照してください。

認証と認可

Oracle Cloud Infrastructureの各サービスは、すべてのインタフェース(コンソール、SDKまたはCLI、およびREST API)の認証および認可のためにIAMと統合されています。

組織の管理者は、どのユーザーがどのサービスとリソースにアクセスできるか、およびアクセスのタイプを制御する、グループコンパートメントおよびポリシーを設定する必要があります。たとえば、ポリシーは、新規ユーザーの作成、クラウド・ネットワークの作成と管理、インスタンスの起動、バケットの作成、オブジェクトのダウンロードなどを実行できるユーザーを制御します。詳細は、ポリシーの開始を参照してください。異なる各サービスに対するポリシーの記述の詳細は、ポリシー・リファレンスを参照してください。

会社が所有するOracle Cloud Infrastructureリソースを使用する必要がある通常のユーザー(管理者ではない)の場合は、ユーザーIDを設定するよう管理者に連絡してください。管理者は、使用する必要があるコンパートメントを確認できます。

マーケットプレイスに関連するタスクの実行に必要な実際のポリシー・ステートメントについては、タスクに固有のトピックを参照してください。