動的グループを持つターゲット・ホストの選択

複数のホストの構成を設定するには、IAM動的グループ機能を使用します。

全体的なプロセスとしては、まずコンパートメントを作成してから、ログを収集するすべてのインスタンスをそのコンパートメントに配置します。次に、動的グループを作成できます。動的グループのポリシー・ステートメントは、インスタンスを含むコンパートメントを指し示します。最後に、ログ・グループ、カスタム・ログおよび関連するエージェント構成を作成します。

次のポリシー・ステートメントを設定します:
allow dynamic-group <dynamic_group_name> to use log-content in tenancy

このポリシー・ステートメントによって、エージェント構成はログをロギング・サービス・バックエンドにプッシュできます。これは、後でロギング・サービスの「検索」ページで参照できます。

動的グループ構成では、ログをロギング・サービスに送信するために使用するすべてのエージェントを含むルールを保持するように、動的グループを設定します。たとえば、動的グループ内のルールでは、次のように記述できます:

ANY {instance.id = 'ocid1.instance.<region>.<location>.<unique_ID>', 
instance.compartment.id = 'ocid1.compartment.<region>..<unique_ID>'}
instance.id = 'ocid1.instance.<region>.<location>.<unique_ID>'を削除して次のみとする場合:
ANY {instance.compartment.id = 'ocid1.compartment.<region>..<unique_ID>'}
この場合、このコンパートメント内のすべてのインスタンスを使用してログを送信することを意味します。動的グループの詳細は、動的グループについてを参照してください。

次に、ログ・グループを作成します(ログ・グループの作成を参照)。ログ・グループを作成したら、カスタム・ログおよびエージェント構成を作成できます(カスタム・ログおよびエージェント構成を作成するステップは、コンソールの使用を参照してください)。エージェントの構成中に、前に作成した動的グループを使用して、それを「エージェント構成」パネルの「ホスト・グループの選択」セクションで選択できます。これにより、ログ構成がログの送信先のインスタンスとリンクされます。エージェント構成がアクティブになると、表示されるログが、前に設定した動的グループ内のインスタンスによって送信されます。後でエージェント構成の「ログ検索で探索」をクリックして、「検索」ページでログを表示できます(ロギング検索を参照)。