ファイル・システムのクローニング

ファイル・ストレージ・ファイル・システムのクローニング。

ファイル・システムをクローニングするには、ファイル・システムに少なくとも1つのスナップショットが存在している必要があります。詳細は、「スナップショットの作成」を参照してください。クローンは、選択したスナップショットが取得された日時に存在していたファイル・システム・データのコピーです。

ハイドレーションは、クローンのインスタンス化直後に開始されます。クローンのハイドレーション・ステータス、ソース・スナップショット、親ファイル・システムおよびその他のクローニング情報を表示するには、クローン・ファイル・システムの詳細ページにアクセスします。詳細は、ファイル・システムの詳細の取得を参照してください。

クローンを作成した後は、読取りまたは書込み操作のためにすぐにクローンをエクスポート、マウントおよび使用できるようになります。詳細は、エクスポートの作成およびファイル・システムのマウントを参照してください。クローニングされたファイル・システムは、他のファイル・システムと同様に管理されます。

    1. ナビゲーション・メニューを開き、「ストレージ」をクリックします。「ファイル・ストレージ」で、「ファイル・システム」をクリックします。
    2. 「リスト・スコープ」セクションで、「コンパートメント」を選択します。
    3. クローニングするファイル・システムの名前をクリックします。
    4. ファイル・システムの詳細ページで、「リソース」「スナップショット」をクリックします。
    5. 「スナップショット」リストで、クローニングのソースとして使用するスナップショットを検索し、「アクション」メニュー(アクション・メニュー)をクリックして、「クローン」をクリックします。
    6. 「クローンの作成」パネルで、親ファイル・システムから継承されないクローンの詳細を指定します。提供されたシステム・デフォルトを受け入れるか、「詳細の編集」をクリックしてデフォルトを変更するかを選択できます。
      • 名前: ファイル・ストレージ・サービスでは、FileSystem-YYMMDD-HHMMを使用してデフォルト名を作成します。オプションで、ファイル・システムのデフォルト名を変更します。これは一意である必要はありません。Oracle Cloud Identifier (OCID)でファイル・システムが一意に識別されるためです。機密情報の入力は避けてください。
      • コンパートメントで作成: ファイル・システムのクローンを作成するコンパートメントを指定します。
      • 暗号化: ファイル・システムでは、デフォルトでOracle管理キーが使用されます。これにより、暗号化関連の処理がすべてOracleに依存されます。オプションで、独自のボールト暗号化キーを使用して、このファイル・システム内のデータを暗号化できます。
        ノート

        ファイル・システムの暗号化では、対称Advanced Encryption Standard (AES)キーのみがサポートされます。
        暗号化のニーズにVaultを使用するには、「顧客管理キーを使用した暗号化」を選択します。使用するマスター暗号化キーを含むボールト・コンパートメントおよびボールトを選択し、マスター暗号化キー・コンパートメントおよびマスター暗号化キーを選択します。
        注意

        ボールトおよびキーは必ずバックアップしてください。そうしないと、ボールトとキーの削除によって、そのキーが暗号化に使用されたリソースまたはデータを復号化できなくなります。詳細は、ボールトおよびキーのバックアップとリストアを参照してください。
      • (オプション)ファイル・システムにタグを追加するには、「タグ付けオプションの表示」をクリックします。

        リソースを作成する権限がある場合、そのリソースにフリーフォーム・タグを適用する権限もあります。定義済のタグを適用するには、タグ・ネームスペースを使用する権限が必要です。タグ付けの詳細は、リソース・タグを参照してください。タグを適用するかどうかがわからない場合は、このオプションをスキップするか、管理者に問い合せてください。タグは後から適用できます。
    7. 「作成」をクリックします。
  • fs file-system createコマンドおよび--source-snapshot-idパラメータを使用して、クローンのソースとして使用するスナップショットを指定します:

    oci fs file-system create --availability-domain <target_availability_domain> --display-name "<Clone Name>" --compartment-id <target_compartment_id> --kms-key-id <key_OCID> --source-snapshot-id <snapshot_OCID>

    For a complete list of parameters and values for CLI commands, see the CLI Command Reference.

  • CreateFileSystem操作を実行し、sourceSnapshotIdパラメータを含めてファイル・システムをクローニングします。

    APIの使用およびリクエストの署名の詳細は、REST APIのドキュメントおよびセキュリティ資格証明を参照してください。SDKの詳細は、SDKおよびCLIを参照してください。