ファイル・システムのレポート・サイズの設定

ファイル・ストレージ・ファイル・システムのレポートされたサイズを変更する方法と理由について学習します。

ファイル・ストレージ・サービスでは、ファイル・システムの容量がデフォルトで8589934592ギビバイト(GiB)および8589934592ギビinode (GiI)としてレポートされます。アプリケーションのインストーラでは、インストール・プロセスを実行する前に領域要件のチェックを実行しますが、ファイル・システムのレポートされたサイズまたはレポートされたinodeが正しく解釈されないことがあります。その場合、ファイル・システムのマウント・ターゲットに「レポートされたサイズ」または「レポートされたInode」の値を設定することで、OSにレポートされるファイル・システム・サイズを定義できます。通常は、サイズを1024GiBに設定し、inodeを1024GiIに設定すると、正常にインストールできます。

重要

マウント・ターゲットの「レポートされたサイズ」または「レポートされたInode」を変更すると、マウント・ターゲットによってエクスポートされたすべてのファイル・システムに影響を与えます。これらの値を変更しても、格納できるデータ量は制限されません。

ユーザーはファイル・システムのライフサイクルでいつでもこれら2つの値を変更できるため、「レポートされたサイズ」を、OSとそのアプリケーションのニーズを満たすのに十分な大きさの値に設定しておくことが重要です。値が小さすぎる場合、Linux OSでdfコマンドを実行するときなど、OSで十分な領域が報告されないことがあります。

ノート

ファイル・システムの使用状況をレポートする際、コンソールまたはdfコマンドを使用して、最大1時間の遅延が発生する可能性があります。詳細は、ファイル・システムの使用量および測定を参照してください。
    1. ナビゲーション・メニューを開き、「ストレージ」をクリックします。「ファイル・ストレージ」で、「ファイル・システム」をクリックします。
    2. 「リスト・スコープ」セクションで、「コンパートメント」を選択します。

    3. 対象のファイル・システムの名前をクリックします。
    4. ファイル・システムの詳細ページの「エクスポート」で、マウント・ターゲット名をクリックします。
    5. マウント・ターゲットの詳細ページで、「NFS」タブをクリックします。
    6. 「レポートされたサイズ」(GiB)または「レポートされたInode (Gil)」編集アイコンをクリックします。
    7. ファイル・ストレージ・サービスでレポートする最大空き領域をギビバイトで入力するか、最大inodeをギビinodeで入力します。
    8. 「保存」アイコンをクリックします。
  • エクスポート・セットによってエクスポートされるファイル・システムのレポート・サイズを変更するには、fs export-set updateコマンドおよび必須パラメータを使用します。

    oci fs export-set update --export-set-id <export_set_ OCID> --max-fs-stat-bytes <number_of_bytes>
    重要

    最大空き領域の設定は、エクスポート・セット内の各エクスポートに影響します。最大空き領域を設定しても、格納できるデータ量は制限されません。

    For a complete list of parameters and values for CLI commands, see the CLI Command Reference.

  • UpdateExportSet操作を実行して、ファイルシステムのレポートされたサイズを変更します。

    APIの使用およびリクエストの署名の詳細は、REST APIのドキュメントおよびセキュリティ資格証明を参照してください。SDKの詳細は、SDKおよびCLIを参照してください。