Oracle Cloud Infrastructureドキュメント

ボリュームのクローニング

ブロック・ボリューム・サービスを使用して、ボリュームからクローンを作成できます。クローニングを行うと、バックアップとリストアのプロセスを実行しなくても、既存のブロック・ボリュームのコピーを作成できます。

クローニングされたボリュームは、ソース・ボリュームのポイントインタイムの直接ディスク間ディープ・コピーであるため、クローンの作成時にソース・ボリュームに含まれていたすべてのデータがクローン・ボリュームにコピーされます。それ以降にソース・ボリュームのデータに行われた変更は、クローンにコピーされません。クローンはソース・ボリュームのコピーであるため、クローンの作成時にそれより大きいボリューム・サイズを指定しないかぎり、ソース・ボリュームと同じサイズになります。

クローン操作はただちに開始され、状態が使用可能に変わったらすぐに、クローニングされたボリュームを通常のボリュームとしてアタッチして使用できます。この時点で、ボリューム・データはバックグラウンドでコピー中であり、ボリュームのサイズによっては最大30分かかることがあります。

ソース・ボリュームのクローニング中は、それに対する単一のポイントインタイム参照が存在するため、クローンの作成時にソース・ボリュームがアタッチされている場合は、追加のクローンを作成する前に、ソース・ボリュームの最初のクローン操作が完了するのを待つ必要があります。ソース・ボリュームがデタッチされている場合、同じソース・ボリュームから最大10個のクローンを同時に作成できます。

ボリュームのクローンは、同じリージョン、可用性ドメインおよびテナント内にのみ作成できます。この操作に必要なアクセス権を持っていれば、コンパートメント間でボリュームのクローンを作成できます。

ブロック・ボリューム・サービスおよびクローニングされたボリュームの詳細は、ブロック・ボリュームに関するFAQを参照してください。

警告

Oracle Cloud Infrastructureコンソール、APIまたはCLIを使用して、クラウド・リソースに説明、タグまたはわかりやすい名前を割り当てる場合、機密情報を入力することは避けてください。

ブロック・ボリュームのクローンとバックアップの違い

ボリュームのバックアップかクローンのどちらを作成するか決定する際には、次の基準を考慮してください。

  ボリューム・バックアップ ボリューム・クローン
説明 ボリューム上のデータのポイントインタイム・バックアップが作成されます。将来、そのバックアップから複数の新しいボリュームをリストアできます。 バックアップとリストアのプロセスを実行しなくても、ボリュームの単一のポイントインタイム・コピーが作成されます。
ユース・ケース

後で環境を複製したり、将来使用するデータを保持できるように、データのバックアップをボリューム内に保存します。

バックアップ内のデータは時間が経っても変わらないため、コンプライアンスおよび規制の要件を満たします。

ビジネス継続性の要件をサポートします。

経時的な停止やデータ変異のリスクを軽減します。

既存の環境をすばやく複製します。たとえば、クローンを使用して、本番環境に影響を与えずに構成の変更をテストできます。

速度 低速(分または時間) 高速(秒)
コスト 低コスト 高コスト
ストレージの場所 オブジェクト・ストレージ ブロック・ボリューム
保持ポリシー ポリシーベースのバックアップには有効期限がありますが、手動バックアップには有効期限がありません。 有効期限なし
ボリューム・グループ サポートされています。ボリューム・グループをバックアップできます。 サポートされています。ボリューム・グループをクローニングできます。

ブロック・ボリューム・バックアップの詳細は、ブロック・ボリューム・バックアップの概要およびボリュームのバックアップを参照してください。

コンソールの使用

  1. ナビゲーション・メニューを開きます。「コア・インフラストラクチャ」で、「ブロック・ストレージ」に移動し、「ブロック・ボリューム」をクリックします。
  2. 「ブロック・ボリューム」リストで、クローニングするボリュームをクリックします。
  3. 「リソース」で、「クローン」をクリックします。
  4. 「クローンの作成」をクリックします。

  5. クローンの名前を指定します。

  6. ブロック・ボリュームをより大きなサイズのボリュームにクローニングする場合は、「カスタム・ブロック・ボリューム・サイズ(GB)」を選択し、新しいサイズを指定します。ボリュームのサイズを大きくすることはできますが、小さくすることはできません。ブロック・ボリュームをより大きなサイズのボリュームにクローニングする場合は、ボリュームのパーティションを拡張する必要があります。詳細は、ブロック・ボリュームのパーティションの拡張を参照してください。

  7. ボリュームのクローニング時にエラスティック・パフォーマンス設定を変更する場合は、「カスタム・ブロック・ボリューム・パフォーマンス」を選択し、ボリューム・クローンで使用するエラスティック・パフォーマンス設定を選択します。詳細は、ブロック・ボリュームのエラスティック・パフォーマンスを参照してください。また、ボリュームをクローニングした後でエラスティック・パフォーマンス設定を変更することもできます。ブロック・ボリュームのエラスティック・パフォーマンスを参照してください。「カスタム・ブロック・ボリューム・パフォーマンス」の選択を解除したままにすると、クローニングされたボリュームは、ソース・ボリュームと同じエラスティック・パフォーマンス設定を使用します。

  8. 「クローンの作成」をクリックします。

ボリューム・リストで対応するアイコンに「使用可能」と表示されたら、ボリュームは使用可能になっています。この時点で、ボリュームからのクローンの作成、インスタンスへのアタッチ、ボリュームの削除など、ボリュームに対する様々なアクションを実行できます。

APIの使用

APIの使用およびリクエストの署名の詳細は、REST APIおよびセキュリティ資格証明を参照してください。SDKの詳細は、ソフトウェア開発キットとコマンドライン・インタフェースを参照してください。

ボリュームからクローンを作成するには、CreateVolume操作を使用し、CreateVolumeDetailsVolumeSourceFromVolumeDetailsを指定します。