インフラストラクチャの説明

Terraformでは、宣言構文を使用してOracle Cloud Infrastructure (OCI)インフラストラクチャを記述し、共有、レビュー、編集、バージョニング、保存および再利用が可能な構成ファイルに永続化します。Terraform構成を使用して、OCIリソース、データ・ソース、変数定義などを定義します。

注意

Terraform状態ファイルには、構成ファイルの一部として指定されたすべてのリソース属性が含まれます。Terraformで、データベースやユーザーのパスワード、インスタンスの秘密キーなどの機密データを管理する場合は、その状態ファイル自体を機密データとして扱う必要があります。詳細は、機密データの格納を参照してください。

Terraformでは、これらの構成を使用してOracle Cloud Infrastructure APIエンドポイントに対するコールを行います。

構成はいくつかの方法で作成できます:

ヒント

どの方法を使用してTerraform構成ファイルを作成する場合でも、本番で使用する構成を編集および管理するためのガイダンスについて、ベスト・プラクティスおよびサービス・リファレンスを参照する必要があります。

リソース検出の使用

OCI Terraformプロバイダのリソース検出機能を使用して、コンパートメント内のデプロイ済リソースを検出し、それらをTerraform構成ファイルおよび状態ファイルにエクスポートできます。1つのコマンドを使用して、既存のコンパートメントのベースライン構成および状態を取得するファイルを生成できます。

これらの出力ファイルを調べることで、Terraform構成を理解できます。これらの出力ファイルを使用して、Oracle Cloud Infrastructure Resource Managerの使用を開始することもできます。

詳細は、リソース検出を参照してください。

重要

リソース検出は移行ツールではありません。リソースをクローニングまたは移行する場合、リソース検出によって生成される構成が開始点になります。これらは変更が必要な場合があります。

例の変更

独自のインフラストラクチャを記述してTerraform構成ファイルを理解するための基礎として使用できる多くの例とソリューションがあります。詳細は、「例、テンプレートおよびソリューション」を参照してください。

独自の構成の作成

HashiCorp Configuration Language (HCL)フォーマットおよびTerraform構成ファイルをよく理解している場合は、独自のファイルを記述できます。詳細は、構成の作成を参照してください。